それでも俺は走っている

とある自転車乗りの日記です

6/25全日本ロードエリート

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photo by三井至

 

6/25

等々、この日が来てしまった。

ここで突然ですが、この全日本を約5年ほどの自転車生活の集大成と決めていました。

 

監督に朝、宿によってもらい自分たちで運びきれない自転車を先に会場へ運んで貰う。

 

宿で頑張って朝早くから用意していただいた朝食を食べて、自分たちもさっさと会場へ。


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photo by自分

多分6時半頃には会場着。

着替えやローラーの準備や、お喋りしてたらあっという間に時間。

 

自分は近くの登り坂で心拍を上げる。

長いロードレースだからとか言える実力なんてないから、自分には1周目から勝負。

 

なんて長めにアップしてたら、並びがかなり後ろに…やってしまった。

 

AM8時いよいよレースが始まった。

1/15

1本目の登りでリアルスタートかと思いきや、中々号砲がならない。

しかし、先導のペースがかなり速くて、リアルスタート前に千切れる人がポツポツ。

自分も耐えれるけど楽ではない。

 

1本目の登りも一段落したとこでようやっとリアルスタート。

ちょっと頑張ればすぐ下りなので、みんなグイグイ行く。

自分も今年はそれなりに良い状態に持ってこれた分、何とか対応は出来る。

 

そして、下りに入り、しばらくするとUKYO reveの選手(後で河賀君と判明)がエラく早くブレーキをかけてるのが見えて、おかしいなと思い自分も早めにブレーキをかけていたら、2本目の登りも直前のとこで先頭付近で大落車が起きてた。

これについては自分が言わなくても皆さん既知のことだと思うから割愛。

 

自分はぶつからずに止まれたものの、完全に一度止まる羽目になり、2本目の坂を目の前に早くも先頭集団から遅れ追いかける立場に…

登りがあまり苦でない選手は一気に飛ばして先頭まで追いついていったが、自分は一気に追いついて失速するのを恐れて踏み切れなかった。


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photo by三井至

2本目の登りを終えて同じく先頭集団に追いつけなかった選手と追走。

落車でかなり遅れていたシマノの入部選手が後ろから合流してきて、かなり牽いて貰えて前との差が縮まるが、それでも先頭集団には追いつけず2周目へ。

 

2/15

一応追走のローテに入りながら走るけど、役にはほぼ立ってない。

1本目の登りでも追いつけず、2本目の登りへの途中のアップダウンで追いついたんだったっけかな(辛すぎてあまり記憶がない)、何とか先頭集団に追いつく。


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photo byゴキソ郡山さん

 

この時点でもう終わりは近いなと、悟ってしまった。

 

3/15

ペースは落ち着いてるから、平坦と緩やかなアップダウンは何とかなるけど、2本の登りはとにかく辛い。

落車の影響をほとんど受けてない人は楽そうに登ってるけど、追走組は一部実力者以外、登りは虫の息。

 

4/15

何でもないとこで脚がつりそうになる。

落車からの追走の間、水飲む余裕無かったのと、こっちに来てから不安やら緊張で、いつもならやってる意識的に水分を取ることが出来てなかったなぁと後悔しだす。

 

そして、2本目の登り後のアップダウンで中切れ起こしてそれを埋めきれずに先頭集団から千切れる…

 
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photo by三井至

弱ペダの選手をキャッチして、何とか前を追おうとするが、補給所付近で完全に脚をつり、走れなくなる。

 

脚を伸ばしてもらいながら、水分を取っていると、コミュッセールの方が来て、まだレース続けますかとの問いかけに、「続けます!!」と中畑監督が即答(笑)

 

回復にかなり時間が掛かったけど、もう一度走り出す。

 

5/15


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photo by黒くまさん

 

少しでも長く、この場に居たいって思いだけでは、走れるわけもなく自転車は全然進まない。

登りなんて、脚回らなすぎてチェーンリングを小さくしたくて仕方なかった。

 

そして、5周完了を前にS/F地点で脚切りで自分のレースは終了。 

 

ビアン北野となるしまのナベさんにまだゴールまでは時間あるし、走りに行こうと誘われ一緒に走りに行く。

 

フラストレーション一杯のナベさんが元気すぎて、ボロボロの自分は登りがあるごとに遅れるので2人に待ってもらう。

1時間半ほど走り会場に戻るとレースは終盤に差し掛かっていた。

 

金曜のTTの疲労の影響も大きいであろう龍太郎は集団から遅れてしまっていたが、森本さん、今シーズンから自チームを立ち上げ走る高岡さんは集団内に残っていた。

 
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photo by黒くまさん

走りに行って帰ってきてから観戦中の一枚。

 

昔なら、多分お通夜みたいなしみったれた空気しか出せなかったけど、このぐらいには人前では振る舞えるようになりました。

これも2年ぐらい前から、つまらないリアクションしかできない僕にも会う度にカメラ向け続けてくれた黒くまさんのお陰です。

本当にありがとうございます。

 

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photo by三井至

レースはというと畑中さんが最後に圧巻の逃げ切り勝利

 

終盤、果敢に攻めの走りを見せた森本さんと最後まで一つでも前を目指す高岡さんの走りは、本当に格好良かった。

 

ここから、最終ステージの帰宅。

最後に温泉に入るのか、入らないのか論争が勃発するが、列車の時間もあるし今回は道を急ごうということで入らないで決着。

 

輪行の準備をするが、やっぱりディープリムは輪行すると、あっちこっちに不都合が出てイラッとするよね?

 

帰りはビアン北野、龍太郎、三井君が一緒だったけど、同じ車両には乗れないので顔を合わせられたのは、東京駅での別れの時だけ。

 

こんな感じで僕の3度目で集大成となる全日本は終わりました。

 

事前の過ごし方とか、アカンとこはあれこれあるけど、落車による脚止めから集団復帰まで漕ぎ着けたのは自分としては良くやったかなと。

それが無くても、あのレースで自分が終盤まで残れることは無いことぐらいわかるので悔しさもさほど無いかな。

 

さあここから、自分の今後についてと思ったけど、思いの外長くなったのでまた後日に(^^;)